「ベトコンハウス」は使ってはいけない?!
ある日、僕のブログを隅々までチェックしてくれている方からこんなメッセージを頂きました。
突然「ベトコン」が差別用語だと言われても、何故なのか分からず、理由を教えてくださいとお願いしたのですが、なぜだか教えてくれません。
自分でも前々から 何故ベトコンって言うのだろう?と気には なっていたので、少し向き合ってみることにしました。
ちなみに、僕はベトコンのとこを「トンネル」と呼んでいる環境で育ったので、ベトコンと初めて聞いたのは小学生高学年か、中学校入ってから?とか、
知ったのは最近の話なんです。
だから、ベトコンという言葉に最初は抵抗がありました。(実は今でも少し)
というわけで!
まずはGoogle先生で「ベトコン」と検索してみました。
すると、
「南ベトナム解放民族戦線」のベトナム語「ベトナムコンサン」の略が「ベトコン」である というのがでてきました。
でも、これはあのベトコンとは違う!
「ベトコン」と検索しても僕の想像しているものは出てこなかったので、「ベトコンハウス」と検索してみることに。
すると……
望み通りのものがでてきました。
じゃあ本題、
なぜあのベトコンは「ベトコン」(ベトコンハウス)と呼ばれるようになったのか?
その頃、ちょうどいいタイミングでベトコンハウスの名前の起源を教えて頂きました。
徳島県 葉葱 - 京都農販日誌 - 株式会社京都農販
やはり この「ベトコン」もベトナム戦争と関係があるようです。
でもこれだけでは確証が持てない!
というわけで……
さらに検索してみることに
すると、
うん、確かに「ベトナム戦争」という言葉がでてきますね。
やはりベトナム戦争が関係しているのか……
さらに、いつもお世話になっている農家の方に話を聞いてみました。(教えて頂いたことを勝手に書かせてもらいます。ごめんなさい🙏)
まずベトコンという名前は、
やはりビニールハウスの中で這いづりまわって作業することが、ベトナム戦争の時の兵士に似ていることから、いつからかベトコンと呼ばれるようになったそうです。
さらに昔は今ベトコンと呼ばれているトンネルハウスより小さいサイズのトンネルを「ベトコン」と呼んでいたんだとか。
とにかくベトコンハウスのベトコンの由来は、ベトナム戦争が関係しているというのは間違いないでしょう。
最近は徳島のニンジン農家も技能実習生を雇っていて、ベトナムの方をよく見かけるようになりました。
日本の農業、徳島の農業をため、働いてくれているベトナムの方のためにも、変えていくべきことだと思います。
実際にホームセンターでも「ベトコンハウスセット」と書かれて売られていたパイプの名称が変わっていたり、クボタでも「ベトコンハウス」と書かずに「大型トンネルハウス」と書いていることから、「ベトコンハウス」は使ってはいけない用語だということを
自分も知りましたし、皆さんにも知って欲しいと思います。
ただ
⬆️これ=ベトコンハウスというのが根付きすぎているというのが問題
実際にGoogleで「ベトコンハウス」と調べると僕の思い通りのものがでてきたように、きっと日本中でベトコンハウス=上の写真 というのが根付いていると思います。
僕はベトコンという言葉を使ったり使わなかったりですが(先にも述べましたが少し抵抗があるので)、使っていた理由としてはやはり「ベトコンハウス」という名前の方が僕が思い描いているものを伝えやすいと思っているからです。
ではこれからどういう用語で伝えるのが良いのか。
なるべく「ベトコン」のような覚えやすく、そして特別な名前がいいところではありますが。
そこで実際に使われている例をあげてみました。
- ミニパイプハウス
- 大型トンネルハウス
他にもあるかもしれませんが、この2つはよく見かけます。
しかし、これは教えてもらったことですが、
「ハウス」はその場に建設するような固定したもの
実際に「パイプハウス」と検索してみると
徳島の僕の想像しているものとは、なにか違うような気がしました。
そして2つ目の「大型トンネルハウス」
「トンネルハウス」はパイプハウスとは違い簡易に設置、解体をするようなもののことを言うようで、ピッタリ。
しかし一般的な「トンネルハウス」は
⬆️のように、すごく小さいので、「大型」と付けるとちょうど良いかもしれません。
ただミニパイプハウスもそうですが、大型トンネルハウスも字数が多すぎる……
Twitterなんかは字数制限がありますので、結構直ぐに制限数に達してしまうことがあり、わざわざ「大型トンネルハウス」と書くのもなぁ……と思います。
やはり「ベトコン」という名前は、本当はベトコンハウスですがベトコンだけで通用するし、優秀だなと思いました。(使っちゃいけない)
なにかベトコンに代わる、字数も少ない 良い用語、ないでしょうか?