今シーズンのまとめ🥕

今シーズンの徳島県の春にんじんも、幕を閉じました👏

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今シーズンは、ブログの更新はあまりできませんでしたが、たくさんの農家さんで動画を撮らせてもらい、YouTubeに力を入れていました。

まだまだ、撮影、編集技術は素人ですが、ずっとしたかったことなのでとても満足しています。

御協力くださった農家さん、ありがとうございました!

 

今年YouTubeに投稿した、種まきの準備~収穫までの動画を、まとめておきたいと思います。

 

1.【徳島県の春人参】種まきの準備が始まりました!🥕

【徳島県の春人参】種まきの準備が始まりました!🥕 - YouTube

 

2.【徳島県の春人参】春にんじんの種まき🥕

【徳島県の春人参】春にんじんの種まき🥕 - YouTube

 

3.Carrot Planting in Tokushima,Japan【春人参種まき】🥕

Carrot Planting in Tokushima,Japan【春人参種まき】🥕 - YouTube

 

4.クボタトラクター!

クボタトラクター! - YouTube

 

5.SL350GSでにんじんの種まき🥕

SL350GSでにんじんの種まき🥕 - YouTube

 

6.春にんじんの寄せ作業 〜種まきから収穫までに〜
春にんじんの寄せ作業 〜種まきから収穫までに〜 - YouTube

 

7.今年も始まりました🥕【徳島県の春にんじん】
今年も始まりました🥕【徳島県の春にんじん】 - YouTube

 

8.新車の初仕事に密着‼️【クボタ CH-1200 FVM 】🥕

新車の初仕事に密着‼️【クボタ CH-1200 FVM 】🥕 - YouTube

 

9.Carrot 🥕 harvesting 2022

Carrot 🥕 harvesting 2022 - YouTube

 

10.春にんじんの収穫・2022🥕
春にんじんの収穫・2022🥕 - YouTube

 

もしまだご覧になってない方がいましたら、是非見て欲しいです🥹

 

その他には、自分が農家さんのところにお手伝いに行っている時に撮った動画↓

これは、徳島なりのにんじんの種まきの一連の作業を説明したものです。

 

【ルーティン】ちょっと変わった高校生の1日〜こうやって春にんじん🥕作っています!〜
https://youtu.be/QK3tu_cWqMs

 

そしてそして、にんじん農家さんの倉庫におじゃました様子も動画にさせていただきました!

 

圧倒的機械力!にんじん農家さんの見学🥕
圧倒的機械力!にんじん農家さんの見学🥕 - YouTube

 

ほんとに、たくさんの動画を作ることができて、嬉しく思っています。

ありがとうございました🙇‍♂️

次年度~はあまり撮れなくなると思いますが、機会があれば撮影に行きたいと思っています。

 

さて、今シーズンのまとめですが、

今シーズンの種まきは雨不足で、土がカラカラ、サラサラの状態で始まりました。

気温も高く、トンネルハウスの中はサウナ状態で、発芽率も悪く、その時期に播種したにんじんは、葉が短く、収穫の時に大変でした。

種まき中盤からは雨も定期的に降るようになりましたが、逆に種まきが思うように進められなくなったり😅

 

収穫までに行う、管理作業の寄せ作業では、どこの農家さんも草が沢山生えて、てこづっていたような気がします😅

 

3月頭から収穫が始まりましたが、今年は最初から安値で、あまり上がることがないままで、なかなか厳しい1年になりました。

 

毎年いろいろな苦難がありますが、農家の皆さん、本当にお疲れ様でした🙇‍♂️

来年はもっといい年になりますように🌈🥕

今年も始まってます!🥕

今年も徳島特産の春人参の種まきが始まっています!!

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今年は晴れが続き、10月入って直ぐから一斉に種まきが始まりました。

10/17日に久しぶりの雨でしたが、全くと言っていい程降らなかったのと、これまでの乾燥がスゴすぎてほとんど効果はありませんでした。

 

過度の水分不足の為 発芽率も良くなく、早くに種まきしたのは発芽していないという話も聞こえてきました。

 

またずっと気温が高かったので、トンネルハウスの中はサウナ状態になっていました。

 

今年は例年よりも管理作業が大変かもしれません。

 

“農業”なので先の分からない天気に振り回されるのは良くあることです。

それを踏まえて、どうすれば良いのかを考えながら作業をするのも、農業の醍醐味だと思っています。

もう少し雨が降ってくれなければ、ほんとに困りますが、台風や大雨は来ないでくれと心から願うばかりです。

 

さぁこれから更に種まきは最盛期を迎えます!

2022年春に全国に徳島の春人参を届けられるように、農家の皆さん頑張っています。

 

徳島の春人参、お楽しみに‼️

 

 

今年も始まってます!(徳島県春人参収穫)

ついに!

今年も徳島県

   春人参の収穫が

        始まりました!

と言いたいところですが、1番早い農家さんの収穫が始まって2ヶ月経ちました。笑

 

早い農家さんでは 収穫終わってる人もいるようですが、今が収穫最盛期であります❗(多分)

 

今年は 残念ながら 全然手伝いにも行けてなく、見学にもあまり行けてません……

 

収穫シーズン入って直ぐに撮影させてもらった動画をYouTubeにアップしていますので、宣伝しておきます。

徳島の春人参の収穫を見に行ってきた! - YouTube

 

また、Twitterのフォロワーさんから 綺麗な にんじんを頂きました❗

ありがとうございました😆

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その にんじん で 「にんじん100%ジュース」を作ってみました!

それも動画にしてみたので、宣伝しておきます!

(ジュースこぼしてるのは見ないことに🤫)

 

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春にんじんを頂いたのでジュースにしてみた! - YouTube

 

その他は、たまーに師匠のとこで機械に乗ったりしたり😅

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あともう少し収穫シーズン続きますので、

 

徳島のにんじん

          食べてくださいね!

 

「ベトコンハウス」は使ってはいけない?!

ある日、僕のブログを隅々までチェックしてくれている方からこんなメッセージを頂きました。

 

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突然「ベトコン」が差別用語だと言われても、何故なのか分からず、理由を教えてくださいとお願いしたのですが、なぜだか教えてくれません。

 

自分でも前々から 何故ベトコンって言うのだろう?と気には なっていたので、少し向き合ってみることにしました。

ちなみに、僕はベトコンのとこを「トンネル」と呼んでいる環境で育ったので、ベトコンと初めて聞いたのは小学生高学年か、中学校入ってから?とか、

知ったのは最近の話なんです。

だから、ベトコンという言葉に最初は抵抗がありました。(実は今でも少し)

 

というわけで!

まずはGoogle先生で「ベトコン」と検索してみました。

すると、

 

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南ベトナム解放民族戦線」のベトナム語ベトナムコンサン」の略が「ベトコン」である というのがでてきました。

 

 

でも、これはあのベトコンとは違う!

 

「ベトコン」と検索しても僕の想像しているものは出てこなかったので、「ベトコンハウス」と検索してみることに。

 

すると……

望み通りのものがでてきました。

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じゃあ本題、

なぜあのベトコンは「ベトコン」(ベトコンハウス)と呼ばれるようになったのか?

 

その頃、ちょうどいいタイミングでベトコンハウスの名前の起源を教えて頂きました。

 

徳島県 葉葱 - 京都農販日誌 - 株式会社京都農販

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やはり この「ベトコン」もベトナム戦争と関係があるようです。

でもこれだけでは確証が持てない!

 

というわけで……

さらに検索してみることに

 

すると、

 

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うん、確かにベトナム戦争という言葉がでてきますね。

 

やはりベトナム戦争が関係しているのか……

 

 

さらに、いつもお世話になっている農家の方に話を聞いてみました。(教えて頂いたことを勝手に書かせてもらいます。ごめんなさい🙏)

 

まずベトコンという名前は、

やはりビニールハウスの中で這いづりまわって作業することが、ベトナム戦争の時の兵士に似ていることから、いつからかベトコンと呼ばれるようになったそうです。

 

さらに昔は今ベトコンと呼ばれているトンネルハウスより小さいサイズのトンネルを「ベトコン」と呼んでいたんだとか。

 

とにかくベトコンハウスのベトコンの由来は、ベトナム戦争が関係しているというのは間違いないでしょう。

 

最近は徳島のニンジン農家も技能実習生を雇っていて、ベトナムの方をよく見かけるようになりました。

日本の農業、徳島の農業をため、働いてくれているベトナムの方のためにも、変えていくべきことだと思います。

 

実際にホームセンターでも「ベトコンハウスセット」と書かれて売られていたパイプの名称が変わっていたり、クボタでも「ベトコンハウス」と書かずに「大型トンネルハウス」と書いていることから、ベトコンハウス」は使ってはいけない用語だということを

自分も知りましたし、皆さんにも知って欲しいと思います。

 

ただ

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⬆️これ=ベトコンハウスというのが根付きすぎているというのが問題

 

実際にGoogleで「ベトコンハウス」と調べると僕の思い通りのものがでてきたように、きっと日本中でベトコンハウス=上の写真 というのが根付いていると思います。

 

僕はベトコンという言葉を使ったり使わなかったりですが(先にも述べましたが少し抵抗があるので)、使っていた理由としてはやはり「ベトコンハウス」という名前の方が僕が思い描いているものを伝えやすいと思っているからです。

 

ではこれからどういう用語で伝えるのが良いのか。

なるべく「ベトコン」のような覚えやすく、そして特別な名前がいいところではありますが。

 

そこで実際に使われている例をあげてみました。

  1. ミニパイプハウス
  2. 大型トンネルハウス

 

他にもあるかもしれませんが、この2つはよく見かけます。

 

しかし、これは教えてもらったことですが、

「ハウス」はその場に建設するような固定したもの

 

実際に「パイプハウス」と検索してみると

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徳島の僕の想像しているものとは、なにか違うような気がしました。

 

そして2つ目の「大型トンネルハウス」

 

「トンネルハウス」はパイプハウスとは違い簡易に設置、解体をするようなもののことを言うようで、ピッタリ。

しかし一般的な「トンネルハウス」は

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⬆️のように、すごく小さいので、「大型」と付けるとちょうど良いかもしれません。

 

ただミニパイプハウスもそうですが、大型トンネルハウスも字数が多すぎる……

 

Twitterなんかは字数制限がありますので、結構直ぐに制限数に達してしまうことがあり、わざわざ「大型トンネルハウス」と書くのもなぁ……と思います。

 

やはり「ベトコン」という名前は、本当はベトコンハウスですがベトコンだけで通用するし、優秀だなと思いました。(使っちゃいけない)

 

なにかベトコンに代わる、字数も少ない 良い用語、ないでしょうか?

コメント欄、TwitterFacebookにてお待ちしてまーす!

徳島県のトンネルハウス(ビニールハウス)の面白い所!その2

前回の続きっ!

 

前回の投稿で、

枕の組み方は間引き、寄せ作業の時にトンネルの中へ入るためのことを考えて組まれていると書きました。

トンネルの中へ入る時にドアのような役割をし、人が出入りするのを手助けします

 

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しかし従来のやり方では、ビニールの上に置かれた大量の土を退けなければいけませんでした。

それはとても重労働で、

さらに雨の次の日など最悪……

 

というわけで流行ってるのが、

土を除けなくてもいい方法です!

 

例えば、シンプルに枕に簡易のドア?窓?を作った

パターン

 

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⬆️が寄せ作業に入る前

 

そして入った後は

 

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⬆️こうなります!

 

トンネルを建てる時に作っておいた枠の中を丸く くり抜き、作業が終わったらくり抜いたサイズより一回り大きいビニールを被せ、パッカーで固定

 

 

さらに、こちらは別農家さんの

 

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こちらはビニールを紐で束ね、作っています。

凄いシンプルですが、コストもかからないし、僕は凄い面白いなと思っています(笑)

 

 

また最近では枕から入るのではなく、トンネルの横から入るパターンが流行りに!

 

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横をL字に切り、終わったらテープで貼り付けます。

 

しかし テープの費用がかかりすぎるというデメリット も。

 

 

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横にドアを作っている農家さん!

 

横から入るメリットは、僕の考えですが、

種まきの時にトラクターが枕を横に走っているので、なるべく ニンジンを踏まない ことだと思います。

 

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ここから入っているイメージ

 

 

さらに徳島の

トンネル(ビニールハウス)(ベトコン)で栽培しているのは ニンジンだけではありません

 


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⬆️トウモロコシ
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⬆️野沢菜

 

カブネギ水菜チンゲン菜じゃがいも🥔

ナドナ

 

鴨島町や石井町では野沢菜がよく栽培されています。

そして2月頃からトウモロコシ🌽を栽培することもできます。

 

また家庭菜園で夏にトマト🍅イカ🍉ピーマン🫑ナス🍆なども作ることができ、ニンジンに限らない幅広い資材と言えます。

じい(祖母の弟)は、稲の育苗にも活用していました。

 

このように、

他県でも色々な作物が作られていて農家さんの工夫、やり方が違っていることは多々あると思いますが、

この徳島のトンネルは より農家さんの工夫などを感じやすい のではないかとおもっています。

 

また最後に紹介してように、ニンジンだけでなく 様々な野菜に活用できます!

県外でも気になった方は導入してみてはいかがでしょうか!?

徳島県のトンネルハウス(ビニールハウス)の面白い所 その1

過去の投稿で何度も、

徳島県特有の春人参栽培が魅力だと言ってきましたが、今回は具体的にどういうところが面白いのか(あくまで僕個人の感性ですが)紹介したいと思います。

 

ちなみに、こちらでは“ベトコン”と呼ばれているビニールハウスですが、これも地域性があり、

トンネル”と呼んでる人も多いです。

僕は“トンネル”派なので、なるべくトンネルを使おうと思います(笑)

 

【では、いってみよう!】

 

まず構造ですが、

鉄のパイプを半アーチ型に曲げたもので、先端が太い方細い方があり、太い方に細い方を入れることでアーチを作ります。

 

地中には前々回の投稿で紹介したホールディガーや、前回の投稿で紹介したドリルを使用し、土に穴を開け、差し込むのですが、約40cmくらい地中に入っています。

 

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そして僕が面白いなと思っている点の1つ目は

パイプの組み方 です。

家々によって、パイプの組み方が異なる場所があり、そこには農家さんの工夫個性があらわれ非常に面白いんです

 

特にそれが1番分かるのが“枕”です。

 

こちらが基本的な枕(トンネルの端)の組み方⬇️

 

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斜めにアーチを組み縦に2本入れます。

 

一般的に枕は、

まびき寄せ作業(中耕作業)の時にハウスの中へ入るので、その時のことを考え組まれます。

 

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⬆️こんな感じでドアのような役割をします。

 

そのため農家さんの工夫が現れるのです。

 

例えば、こちら⬇️

 

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これは組み方というより、縦に入れるパイプを専用でつくっています。

違いは、

パイプの先端が普通のより曲がっていることです。

普通のパイプだと、縦に組む時 少し難しいので、先端を曲げた専用のを作っておくと簡単に!

また、パイプを何年も使用していると、曲がってしまったりするので再利用にピッタリです!

 

【よしっ、ここからが本番!】

 

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こちらは縦に2本入れるところを、ティーポールで代用

パイプを入れるより、ティーポールを入れる方が簡易にできるのがメリットです。

 

【次!】

 

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こちらは一般的な組み方の上に、ティーポールと呼ばれる支柱を使い組んでいます。

 

別の農家さんの⬇️

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【次!】

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こちらはシンプルにパイプ1本で!

 

別の農家さんの⬇️

 

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さらに別の農家さんの⬇️

 

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これはパイプ1本分のコストを削減できるのがいいですね。

 

【次!】

 

こちらは縦に2本入れるパイプを、3本

真ん中は中でアーチになっています。(見えるかな?)

 

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【次!】

 

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こちらは中に一回り小さいアーチを入れているタイプ

 

別の農家さんの⬇️

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【次!】

 

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なんか少しオシャレな組み方

 

【次!】

 

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こういう組み方もたまに見かけます。

 

【さらに、さらに!】

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鴨島町の辺りではを使っている農家さんも!

昔はパイプではなく、全てを使っていた時代もあるらしく、その名残ですね。

 

 

 

また畑が斜めになっている場所では、少し高度な組み方が必要になります。

 

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例えば⬆️こんな感じ

 

これはなかなか手がこってます!

 

 

【次!】

 

こんなのとか

 

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【次!】

 

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もう何がなにだか分からない感じ

(なるべく にんじんを植えているところにビニールが被さったりしないようにするとこうなります)

 

 

また、畑が斜めになっているのは枕だけではありません!

畑の横が斜めになっていると、さらに組み方が複雑に

 

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このように、

農家さんによってパイプの組み方が異なっている

のが面白いなと思っている理由の一つです。

またそのおかげで、ここの畑はあそこの農家さんが作っている とか を知ることもでき、面白いですね(笑)

 

徳島県

春人参トンネル栽培

は奥が深〜いのです❗

 

さらに、まだ紹介したいことがありますので、

次回に続くっ!

 

 

 

 

〜徳島県春人参播種の説明〜(にんじんの種まきの仕方)

徳島県の春人参の種まき作業も順調に進み、後半戦へ突入!

という記事を書こうと思っていたら、

ブログの調子が悪くなり、

あっという間にほとんどの農家さんで種まき作業が終わってしまいました😅(12月中旬時点)

 

で、今回は種まきの手順を通して、その雰囲気を紹介していきたいと思います。

 

まずは種まきをする何日か前にプラソイラDXディスクロータリー、普通のロータリーなどを使い あら起こしをします。

にんじんは繊細な野菜ですので、水分が多いのを嫌い、土を乾燥させなければいけません。

しかし乾きすぎは禁物です。

 

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その後はひたすらロータリーで耕耘です。

ラクターの車速を1キロ以下、0.7キロくらいのスピードで何回も何回も耕耘します。

理由は🥕の肌を艶やかに、形もにんじんらしい形を作るために、土の粒を小さく小さくしていきます。(それをこちらでは、“土をこなす”とか“土がこなれる”と言っています。)

 

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同時にロータリーの尾輪をあげ、なるべく深く耕します

にんじんは土の下に伸びるのでなるべく深く耕し、育ちやすくする のに加え、ビニールハウスを作る時にも役立ちます

 

 

そしていよいよ種まきです。

 

縄を使い畑に線をつけ、播種機の付いたトラクターが入れるようにします。

ビニールハウスをするのもあり、まっすぐな畝を作らなければいけません

 

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線の引き方も、

 

1本の基準線だけをひき、あとの線はトラクターのマーカーでつける人もいれば、

 

畑1面に基準線を引く人もいます。

 

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そしてついに、種まきです。

 

 

前回の投稿で紹介した徳島県オリジナルの整形ロータリーを使い種まきをしていきます。

 

播種始動!! 〜変わった機械紹介〜 - mycarrotdiary

 

このような整形ロータリーはクボタだけでなくヤンマー、イセキも同じようなのがあり、

今では8、9割の方が使用しています。

 

また播種と同時に、ユニフォーム、ダイアジノン等の消毒も散布しています。

(ユニフォームは播種前に別で散布することが多くなってきました。散布した後、数回耕すことで土に馴染み、効果があがるようです。)

 

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徳島県西部の鴨島町周辺では、ベトコンと呼ばれているビニールハウスを使用しないことが多く、播種機が少し異なります。

その様子を撮影させて頂きました!⬇️

徳島県春人参の種まき見学 in鴨島町 - YouTube

 

そしてその次に、これも前回の投稿で紹介した“ホールディガー”という機械を使いパイプを建てていきます。

 

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しかしホールディガーが使えない場所もあるので、その場合は手持ちのドリルを使い、穴を空けます。昔は 足で踏むタイプでしたが、エンジン式に変わり、最近では電動モデルが出てきています。

 

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そしていよいよビニールをかけていきます。

たるみなくビシッと貼らないといけないので

職人技です!

 

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風の強い日だと、ほんとに大変です

晴れや雨だけでなく、天気予報では風情報にも警戒しながら作業を進めていきます。

 

ビニールをかけると、飛んでいかないようにスコップや くわ を使い土を置いていきます。

 

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その後、管理機やテーラーを使い、さらに土をかける と共に、溝を作り排水対策をします。

冒頭にも述べましたが、にんじんは水に敏感なので、排水対策は重要です!

 

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そしてビニールにかけた土を足で踏みます

(踏まない時もありますが……)

こうすることで、よりビニールが飛ばなくなります

 

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そして落ちた土をすくい上げ、水が流れやすくし、排水を排水口に繋げます。

 

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最後にビニールに穴を空け、ここから動噴の先を入れて除草剤の散布をします。

除草剤はビニールハウスの中で充満することにより、より効き目が増すとか。

 

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とりあえず、これで種まき作業は終了です。

徳島では特有のビニールハウス栽培をしているので、作業も変わったところがあると思います。

そういうところが、また面白い所だと思っているので、今回紹介させていただきました。

単なる紹介ではありますが、家庭菜園でにんじんを作る時にも活用したりできると思いますので、参考になれば幸いです。

 

YouTubeの方にわかりやすい動画がアップされているので、掲載しておきます!

 

20191016百パーセント生ジュース美味しい春人参の日本一産地で種まき始まる徳島県藍住町の藍園人参部会青年部の畑 - YouTube

 

※今回写真の提供をしてくださった方々、ほんとにありがとうございました。