播種始動!! 〜変わった機械紹介〜

春人参出荷量日本一を誇るここ、徳島県で、ついに今年も春人参の播種作業が始まりました!(っていっても始まって1ヶ月くらい経ちましたが😅)

 

気温がだんだん下がり、寒く感じるようになって、金木犀の香りが漂いだした頃が播種スタートの合図!(自分が勝手に思ってるだけですが😅)

 

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というわけで、今回は“徳島オリジナル”な🥕の機械の紹介をしたいと思います!

 

まずはビニールハウスを作るための支柱(パイプ)を建てるための機械ホールディガー”です!

 

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使い方は、ここ↓にパイプをのせます。

 

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そして、ここにドリルを取り付け、そのドリルが土に穴を掘ります

 

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機械の操縦に1人パイプを建てる人が2人(または1人)ついて作業します。

 

この機械はバックで作業し、1m間隔(農家さんによって多少間隔は異なりますが)で自動で止まります。

すなわち、等間隔でパイプを建てることができます。

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続いては、播種に使う“整形ロータリー”です!

 

これのどこが変わっているのかと言うと

 

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左右の溝の深さが違うんです!

 

なぜなら、先程も言いましたが、徳島ではビニールハウスを使用してにんじんを栽培していまして、

そのビニールハウスを作りやすいように

そしてにんじんの生育を考えた高畝

さらに発芽率の向上

等が考えられて作られています。

 

何故ビニールハウスが作りやすいのかと言いますと、

先に紹介したホールディガーの走行がしやすくなりますし、

ビニールハウスが風で飛んでしまわないようにするために土を被せる時、被せやすくなっています

 

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ちなみに “RM1750KーTNS” のTNSというのは、

T(徳島)N(人参)S(成形)の略ですね(笑)

たーーんじゅん😳

 

使用方法としては、この成形ロータリーの後ろに播種機を取り付けて耕耘すると、畝を作ると同時に播種もでき、さらには薬剤も散布することもできます!

 

(右)

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※播種機、“ひらがな”なのはご了承🙏

 

右側が浅く、左側が深くなっています。

(左)

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今回は簡単に紹介しましたが、機会があれば動画も撮りたいと思いますので、撮れたらまた紹介します!

 

※これは後々紹介したいなと思っているネタですが、徳島県では春人参栽培にしようするトンネル(ビニールハウス)を使用して、野沢菜、カブ、トウモロコシなどの幅広い作物を栽培しています。

 

そのため、今回紹介した機械はにんじんに限らず、様々な作物で使用しています!

地域によって、作られている作物が違ったり、栽培方法が違うことで、それぞれの地域で“オリジナル”な機械が沢山あると思います。

それがまた面白くていい😁